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時代は変わる

 数年前といっても、もう10年以上前からかも知れない。選択と集中という経営戦略。シェアトップで無ければ生き残れない。そのためには限られた経営資源を伸びると思われる分野に集中投資するという事である。

その手法に急展開したあるメーカーはその創業からの経営理念に

【いたずらに規模のみを追わず、誠意と独自の技術を持って、広く世界の文化と福祉の向上に貢献する。・・・】

 の社是がある。他メーカーが海外に活路を求めているとき国内に部品からの一括生産工場を建設し事業を開始したときから猪突猛進が始まった。

しかし当時からシェアナンバーワン以下との技術の差は微差しかなくナンバーワンを守るには莫大な投資を永遠に続けるしかないといわれていた。

液晶と太陽光発電への急激な傾斜、一時期は世界ナンバーワンと誇示していた。しかしそれはたった1,2年しか続かなかった。それでもオンリーワン戦略に磨きをかけるんだと当時の社長は胸を張っていた。退いた後もいつの間にか社内では天皇と呼ばれるようになっていた。

さらに巨大工場を建設したときには既に韓国メーカーに大きく遅れをとっていた。開発世代を抜く事は不可能と思われていたのに需要がカバーしてくれると信じて。その需給バランスが崩れた。

社是は無借金経営であったはず。あの千里から天理への言葉は遠い昔。いま、その借金の総額を聞いてそら恐ろしくもなる。到底正常な数値に収まるはずの無い金額だと思ってしまう。もはや最悪シナリオから脱するためにはなりふりかまわず突き進むしか道は無いのだろうか?

ここに至るまで、素人が考えても方向転換が出来たタイミングはあったはず。奈落の底に導いてしまった経営陣の責任は重い。
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| なんとなく思う事 | 22:34 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

会社が悪いのではなく会社におののく気持ちが、悪い

日本の企業は黒塗りのクルマを購入した時点でアウトだと思うのは私だけでしょうか。

以前福山雅治主演の「坂本龍馬」で(当時)香川照之さんが演じた岩崎弥太郎を、岩崎グループの総帥みたいな方が「創業者はあんなに汚いことはない」と言ったそうです。それを聞いて私は馬鹿笑いしました。そうコメントすると言うことは、既存の価値にどう乗っかっていくか。リスクをどう回避するかにばかり気を取られる、極めて貧弱なる人生を送っている愚か者だと暗に言っているようなものです。

日本の経済失速を考えると、政治ではなく個々人の安定志向に元凶があるのではないでしょうか。学生は安定を目指す。会社に埋没していればお金はもらえる。自分の生活はハッピーになれる。そんな人間がうじゃうじゃ出てくれば「絆」なんてのは虚実となるでしょう。

会社の威光にひれ伏すか。
会社にビームを発射するか。

人間として生きてきたのなら、どちらに意味があるか。
学生諸君に考えて欲しいことです。

| TE27大好き | 2012/10/03 23:40 | URL |














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